山ワサビについて

 山わさびは生命力が強い植物で、本わさびよりも辛みが強く、鼻にツンとくる爽快な辛みが特徴。ホースラディッシュ、西洋わさびとも呼ばれ、西洋料理でもよく使われています。

存在感のある辛みは、ローストビーフやステーキなどのお肉と相性が良く、ピリッとしたアクセントになります。北海道では、お刺身にも本わさびの代わりに山わさびを添えたり、山わさびのすりおろしを醤油漬けにしてご飯にかけて食べたりもしています。特に夏バテには最高の食品です。

山ワサビの辛味について

 山わさびのピリッとした辛さの秘密は寒い気候。本わさびが温暖な気候を好み長野県や静岡県で栽培されているのと対照的に、山わさびは暖かい地域では辛さがぼやけてしまうため、北海道を中心とした寒い土地で栽培されています。

山わさびは、細かくすりおろすほど辛みが出ますが、この辛み成分は揮発性のため、すりおろした後時間が経過するにつれて辛み成分が揮発して、あっという間に辛みが失われてしまいます。

 山わさびは本わさびに比べ比較的収穫量も多いため、実は市販のチューブ入りわさびの多くは山わさびを原材料に使用していますが、そのほとんどが、辛みを保つため、コスト軽減のため、増粘剤(食品に粘度をつけるために使用される食品添加物)を使用しています。ヤマオは、増粘剤を一切使用せず、独自製法によりおろしたての辛みと風味を長期間保持することを可能にしました。

山ワサビの栄養成分

 山わさびは、ビタミンやミネラルが豊富です。エネルギー生産に関わるビタミンB1や代謝に関係するビタミンB2、皮膚や粘膜を健康に保つビタミンCなどが含まれています。

 辛み成分であるアリルイソチオシアネートは、唾液や胃液を分泌する効果があり、食欲が増すとともに消化を助けてくれます。血液をサラサラにする効能もあり、動脈硬化や高血圧などの予防・対策に効果的です。また、殺菌・抗菌作用もあり、実は生ものに添えられているのは食中毒予防の一つでもあります。体内でも解毒作用があると言われ、発がん性物質を無効化する効果を期待できると言われています。

ヤマオのすりおろし山ワサビはどこが違う?

 ヤマオのすりおろし山わさびは、山わさびを1本1本、人の手で丁寧に洗浄し、手間暇かけて製造しています。無添加無着色、化学調味料も不使用で、安心して山わさび本来の味をお召し上がって頂けます。

北海道産へのこだわり

 山わさびは冷涼な気候で美味しく育ちます。ヤマオのすりおろし山わさびの原料は100%北海道十勝産の山わさび。ヤマオは北海道のなかでも、冷涼な気候で寒暖差の大きい十勝地方に位置しています。夏から冬にかけて十勝の寒暖差は50~60℃で、この気温差が辛味、風味、コクのバランスのとれた山わさびを育てます。

 プレーンはもちろん、味付タイプも道産大豆の醤油・みそを使用し、北海道産にこだわっています。

風味をそこなわない独自製法

 北海道では、山わさびの根茎がスーパーに並んでいたり、瓶詰で山わさびのすりおろしの醤油漬けが売られていたりしますが、すりおろし冷凍パックはヤマオだけの商品です。

 山わさびは、すりおろしてから時間がたつと、その一番の長所であるピリッとした辛みが飛んでしまいます。せっかくの山わさび独特の風味が、瓶詰だと次の日にはもう失われていってしまうのです。また、チューブに入った練りわさびは、この辛味を少しでも保つために増粘剤等、色々なものが添加されています。(商品の裏ラベルに詳細が記載されています。)

 ヤマオは、独自製法で山わさびの辛みを冷凍アルミパックに封じ込めたので、時間がたっても食べる分だけ解凍すれば、おろしたての新鮮な山わさびの風味を、いつでも何度でも、そのまますぐに楽しむことができます。冷凍パックにすることで、増粘剤などの添加物も一切使用せず、長期保存を可能にしました。

 瓶詰は、開封後、しだいに風味や辛味が失われてしまいます。ヤマオの冷凍パックは、一度開封してもすぐに冷凍すれば何度でもすりたての辛味が楽しめ、未開封であればご家庭の冷凍庫で、製造日より1年間、風味・香りを損なうことなく楽しめます。